1 すごしやすくて心地のよい家 快適のカギは断熱 快適な住まいとは、家の中の空気がいつもキレイで、冬は暖かく、夏は涼しく・・・四季を通して居心地の良い暮らしができる家のことです。そんな快適な住まいを実現するため、高気密の家の中にすきま風が入らないようにすること・高断熱の壁・屋根・窓からの冬は暖かさを逃がさないように、夏は暑さが入らないようにすることを高めた家づくりをしています。断熱と気密がしっかりしている家は、室内の温度にムラがなく、急激な温度変化によるヒートショックから身を守り、病気のリスクを軽減します。また、室内の湿気が壁内に入り込んで発生する「内部結露」を防ぎ、家と人の健康を守ります。 空気環境 PM2.5(微小粒子状物質)などによる大気汚染、カビ・ダニ、花粉といったアレルゲンの対策など、空気環境に注目が集まる中で、住まい全体の通風など、計画的な換気に目を向けることも必要です。室内の空気環境を清浄化することは、ご家族の健康のために重要なポイントです。一般的に換気を行う場合、窓開けや給気口から取入れる外気とともに、外の温度や湿気も一緒に取り込んでしまいます。しかし、弊社では全熱交換型換気システムECOAIR90を使用することにより、高効率の熱回収と湿度の交換で、室内の快適さはそのままに換気を行うことが可能になります。省エネ住宅の課題でもあった、住宅の熱損失のうち換気が占める約15%の熱ロスを抑えることができ、住宅一棟の性能をさらに向上させることができます。その効果は、ECOAIR90の場合、断熱材を4倍厚くするのと同じ効果が得られることになります。 2 強さと耐久性の追求 強さのワケ ① 「軸+面」で家まるごと支えるモノコック構造 モノコック構造とは? 日本建築古来の伝統的な、柱と梁を縦横に組み構成される「木造軸組工法」と、北米で培われた、面で支える頑固な「パネル工法」の長所を融合させた構造です。パネル工法は、上・下・横からくる全ての揺れも瞬時に建物全体に分散させるため、地震に対してバツグンの強さを発揮します。また、軸組工法は自由な間取りやデザインが可能なので、開口部を大きくとれるというメリットもあります。オオキホームは、気密性と耐震性に優れ、自由設計度の高いモノコック構造をお勧めします。 木造モノコック構造 集成材と金物による軸組構造 パネルによるボックス構造 モノコック構造 集成材と金物による軸組構造 パネルによるボックス構造 モノコック構造 オオキホーム 一般工法 強さのワケ ② スーパーウォール:災害への備え ■地震・台風・竜巻など 自然災害から家族を守る 南海トラフ地震や首都直下型地震など、巨大地震の発生が予測される近年、自然災害は地震ばかりではなく、大型台風や竜巻も頻発しています。ご家族や大切な財産を守るためには、住まいづくりにおける災害への備えをさまざまな角度から行うことが求められているのです。 効率よく耐震性を高める壁倍率5倍のパネルを実現 住宅の耐震性能を高めるためには、耐力壁をバランスよく配置することが重要です。高性能スーパーウォールパネルは、構造用合板OSBと断熱材を一体化し、建築基準法で木造最高レベルとなる「壁倍率5倍」(国土交通大臣認定を取得)を実現。壁倍率2.5倍の基本パネルと組み合わせることで、効率よく耐力壁を配置することが可能になります。また、一般在来の家の壁(筋かいによる5倍相当仕様)と比べても壊れにくく、変形量も筋かいの半分であることが耐力試験で確認されています。 ■住宅の壁倍率 一般的な筋交い SW壁パネル 一般的な筋交い(5倍相当仕様) SW壁パネル(5倍) SW壁パネル(5倍)は、同じ力では壊れていません。変形量も筋交いの半分です。 ※試験は、公的試験期間で実力試験として実施。試験体には石膏ボードを貼っています。※壁倍率は、基準法上の倍率とし、双方とも壁倍率5倍の基準値は満たしました。 耐震等級3相当の設計※で大規模な地震に備える 住宅の耐震性能は、国土交通省が2000年に定めた住宅性能表示制度の中で、耐震等級として示されており、建築基準法では、極めてまれに(数百年に一度程度)発生する地震でも倒壊しない程度の耐震性を等級1としています。しかし、専門家の間では等級1では不十分であるという意見もあります。スーパーウォールの家では、大規模な地震への備えとして、最高等級となる耐震等級3相当を推奨。消防署や警察署など、防災の拠点となる建物の基準に相当し、より安全性の高い住まいが実現できます。 ※耐震等級3相当の設計は、住宅会社にご相談ください。 耐震性能の等級 スーパーウォール:家の耐久・耐候性 通気層構造と高性能断熱材が住まいの耐久性を高める 末永く快適に暮らすために、世代を超えて住み継げる家であるために、また、資産価値を維持し続けるために、建物の耐久性を見逃してはなりません。一番のポイントは、湿気による壁内部への結露の発生を抑えること。特に断熱材の耐湿性がそのカギとなります。 最高水準の性能を持つ断熱材が壁の内部結露を抑える スーパーウォールの家で使用している断熱材は、高性能な硬質ウレタンフォームです。その特長は湿気を通しにくく、グラスウール比およそ2倍※1の断熱性能。壁の内部結露を抑えることができるため、住まいの耐久性向上に効果を発揮します。また、瑕疵保証では保証されない断熱材内部の結露による劣化を35年間保証※2します。※1 グラスウール(16K)との断熱性能比較※2 保証対象となる断熱材は、壁パネル、屋根パネル、小屋パネルに使用している硬質ウレタンフォームとなります。 硬質ウレタンのメカニズム スーパーウォールパネルで使用している硬質ウレタンフォームは、独立気泡フォームで、小さな硬い泡(セル)が独立した気泡となっており、湿気を通しにくい構造になっています。 左は硬質ウレタンフォームの顕微鏡写真です。小さな気泡(セル)の集合体であることがわかります。硬質ウレタンフォームのセル内は、炭酸ガス(CO2)で満たされています。 トップへ戻る